吉田研究室の測定装置紹介
これまで、科研費スタート・若手B・基盤Cや様々な民間助成金・テニュアトラック予算によって、測定装置の立ち上げを行ってきました。「電気化学分光法」をキーワードに研究を行っています。

電気化学XAFS測定装置(硬X線及び低エネルギーX線)

施設写真
硬X線(>5 KeV)と低エネルギーX線(2 KeV < E < 5 KeV)を用いて、電気化学制御下でのXAFS測定を行うことができます。

硬X線は空気中で、低エネルギーX線はヘリウム雰囲気下で測定を行います。

電極触媒・光触媒・光電極に対応することができます。

電気化学XAFS測定装置(軟X線)

機器写真
電気化学制御下で軟X線(<1.5 KeV)を用いたXAFS測定を行う装置です。

Na-K吸収端やO-K吸収端のXAFS測定を行えます。

超高真空ビームラインに自作のチャンバーをつなぐことで制作しています。


電気化学紫外可視吸収分光測定装置(UV/vis)

施設写真
電気化学測定下で紫外可視吸収スペクトルを測定する装置です。

触媒の電析過程や電極電位による構造変化を測定できます。

放射光施設で実験を行う前の予備試験としても使用しています。

電気化学赤外吸収分光測定装置(IR)

施設写真



電気化学反応下で全反射型の表面増強赤外分光(ATR-SEIRAS)を測定する装置です。

電気化学制御下での吸着COの観測や触媒表面の吸着種の観測に成功しています。
     
酸素生成触媒を電析して触媒内の有機分子を観測するなど、ATR-IRとしても使用しています。


電気化学反応によって生成したガスの検出装置(質量分析計)

施設写真
電気化学反応下で生成したガスを質量分析計で検出する装置です。

セル内で生成したガスの一部を超高真空チャンバーの質量分析計まで流すことで、生成したガスのモル数を算出することができます。

セルはガラス製なので光触媒・光電極反応にも対応できます。

その他の装置

・回転ディスク電極測定装置
・ポテンショスタット 8台
・マスターフレックス 送液ポンプ 1~100rpm等 8台
・マイクロGC (調整中)
・金蒸着装置
・カーボン蒸着装置
・防爆冷蔵庫
・超純水製造装置
・乾燥空気発生装置
・小型電気炉
・ドライポンプ 1台
・中大型ロータリーポンプ 1台
・小型ロータリーポンプ 7台
・ターボ分子ポンプ 
・高電圧電源
・ドラフトチャンバー 2台 (山口大学)
・ガスボンベ用シリンダーキャビネット (山口大学)
・その他、一通りの実験器具


山口大学の共通機器

・真空蒸着装置
・X線光電子分光装置(XPS)
・X線回折装置(XRD)
・触針式膜厚計
・透過型電子顕微鏡(TEM)
・エネルギー分散型X線分析(EDX)
・走査型電子顕微鏡(SEM)


山口大学工学部応用化学科
吉田真明

〒755-0097
山口県宇部市常盤台2丁目16−1
総合研究棟6階 614号室
TEL 0836ー85ー9680

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